2009年 07月 15日

成恵の世界

ヴァン・ヴォクトのSF、邦題「非Aの世界」をもじった作品「成恵の世界」。

地球とはかけ離れた宇宙にある「惑星日本」、そこから来たというどう見ても日本人の少女と
これまた普通の日本の中学生が出会って・・・
という感じで始まる少年漫画です。SFラブコメに分類されるんでしょうか?


はじめてみたのは多分少年エースの立ち読みだったでしょうか、自分は高校を卒業する頃だった気がします。
どこにでもある(ちょっと絵が古い)萌え漫画だなあくらいに流し読みしてたんです。
その後父と一時期(というか父が倒れるまで)入り浸った漫画喫茶(弁当屋がベースになっていて、700円で相当うまい上にボリュームもある弁当+フリータイムフリードリンクパック!)で読むものなしに読んだところ目がちょっと飛び出ました。


ハインラインあり、マキャフリーあり、ル・グインありスコットカードありスタートレックありアシモフあり・・・
古典SFパロディの多さにも驚きましたが、それらを一発ネタに収めず、きれいにひとつのストーリーに作りたててるんですね。
・・・古典っていうかハヤカワばっかりですが。

でかなり深く作りこんであるようなのですが、読者に与えられる情報は非常に少ないんです。
非Aの世界並のじんわり節を引っ張ってるんでしょうか、例えば「なんで戦艦が女性なの?」とか、
それは漫画のお約束だから・・・みたいなところもしっかり作ってあるようで、作品中でも言及されています。
が、「なぜか女性型しか」というちらっとした触れ方だけでも出てくるのが10巻。解明されるのはいつになるのやら。
→多分やっぱり深い意味はないのかもしれませんが、そもそもこの戦艦=女性の元ネタがアレなわけで・・・

少しずつ複線を敷いていく、とても丁寧な作品だなあという印象。
個人的にはもっとストーリーだけを追ってもいいんじゃないのと思う反面、
「日常」を使うことで地球と銀河連盟の値の近さと遠さを表現してる作品だから
この方法で間違いはないのかなという気分もあり、なんとも先が気になる作品なんですね。

9巻、10巻あたりではいよいよ本筋である「(惑星日本に代表される)宇宙人と地球にはどのような関係があるのか?」
という謎に記憶、記録、遺物、人物等様々な面から急接近していきます。



していくんですが。


休載が多すぎて13年経ってるのにコミックスが10巻でストップ、絶賛休載中・・・

anoあの・・・ano・・・



SFが好きで普通の漫画でもいいなら読んでみると面白いんじゃっていう。
#コマ割がすごく下手なのでただのなんでもないシーンが理解できないことも多々ありますが
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by goukasoshina | 2009-07-15 00:38 | 最速の日常


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