2006年 09月 16日

速読しない人に薦めたいライトノベル。

なんで限定するかというとですね、
脳内で音読してはじめて楽しめるという本だからですよ。
常に口語体というか、常に関西弁というか。
分厚いくせに1文字たりとも無駄な文字がない、計算されつくした明石弁、
計算されつくした笑いの台本なので
この本はぜひ一字一句読み流さないよう読んで欲しい。

田中哲弥・著。

大久保町の決闘
大久保町は燃えているか
さらば愛しき大久保町
やみなべの陰謀
悪魔の国からこっちに丁稚(上下・翻案)

新刊がミッションスクール。
ミッションスクール以外はどれも廃刊となってるものの、
やみなべの陰謀は早川文庫から再販されています。
ミッションスクールはだいぶ毛色が違いますね。
ラノベ界から放り出されるのも判るというものです。ええ・・・

やみなべの陰謀のSFぶりはかなりキている「逸作」なのですが、
ぱっと見オムニバス形式の話なのでボリュームを感じられない方もいらっしゃると思います。
さくっとアホらしく、そして厚い大久保町シリーズのアホっぷりの方がおすすめしやすいですね。
活字吉本新喜劇とも言われることがありますが、著者本人は否定している様子。



田中哲弥
「この10年間、彼がまじめに小説を書いていたら日本のSFは10年単位で関西方向に進んでいただろう」と言われる生きた伝説。
大久保町、やみなべより後はアベノ橋商店街等のアニメにおいて脚本を手がけるといった小銭稼ぎに終始し
「田中は小説を見限ったのか」とファンをしょんぼりさせるが、最近のインタビューにて
「せっかく思いついたクソ面白いシナリオが自分の手の届かない理由で削られるのがいやだ」等、
本人は常に小説を書く側だと言い張ったことでファンもその思いを再燃させている。
ライトノベル雑誌にて新刊「ミッションスクール」を連載していたが、
あまりの理不尽さにイラストレーターが逃げる、編集に捨てられる等された後早川文庫に拾い上げられ、現在に至る。
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by goukasoshina | 2006-09-16 07:53 | 最速の日常


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