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2005年 12月 07日

好きな歌~

以前も書きましたが、うちの両親は音楽家でした。
正確には父は7.7倍の倍率を突破して入った高校を中退して
音楽をはじめた人で、その後入りなおした地元鹿児島の高校で出会った母は
ピアノ・エレクトーンを長く続けていました。
母はたしなみ程度でしたが、父は40過ぎるまでずっと音楽一筋で生きていまして、
一度は鹿児島からオーディションで東京の一線まで行き、
しばらくバックバンドや新宿の音楽学校の講師を勤めたりもしました。

そんな父なので、私の記憶の、一番古い時点からギターを弾いて聞かせてくれていました。
私自身、ピアノを8年ほど学ばされましたが・・・こちらは・・・ええ・・・という感じで・・・

とまれその影響からか、私は昔の曲をよく好みます。
今日はそのなかから吉田卓郎BEST、PANNY LANEを聴いてたり。

このベストアルバム、題名はPANNY LANEなのに収録曲にPANNY LANEとつくものはありません。
それどころか他のアルバムを見ても、現在は見つけることができません。
興味を持って聴いてみた、といった立場の方々からしてみれば、
ただのもじりとしても不思議に思ったのではないでしょうか。

吉田卓郎は実際、「ペニーレインでバーボンを」という曲を歌っています。
もともと1974年、奇しくも彼が最も油の乗っていた時代に作られたアルバム「今はまだ人生を語らず」のオープニングという形で登場したこの曲は

 時が経ってしまうことを 忘れてしまいたいときがあるよね
  すべてのものが何もかも移り変わってはいるものの
  ただなんとなく意地を通して
  逆らってみたくなるときがあるよね
  そんな時 僕はバーボンを抱いている
  どうせ力などないのなら 
  酒の力を借りてみるのもいいさ
  こうして今夜も原宿ペニーレインで 
  原宿ペニーレインで飲んだくれてる
  ペニーレインでバーボンを 
  ペニーレインでバーボンを
  今夜もしたたか 酔っている


といった歌詞で、これは当時さまざまなベスト版に収録されました。
吉田卓郎BEST「PANNY LANE」という名前も、そこからつけられたことは言うまでもありません。
1979年には大晦日の生放送ライブでも中継されたりと、「吉田世代」には知らぬ人がいません。
ではなぜ、そこまで広く知れ、大きく人を魅了した歌が今日はどのCDでも見られないのか?

歌詞の一節に、下記のようなものがあります。

テレビはいったい誰のためのもの
見ているものはいつもつんぼさじき
気持ちの悪い政治家どもが 勝手なことばかり言いあって
時には無関心なこの僕でさえが 腹を立てたり怒ったり
そんな時 僕はバーボンを抱いている どうせ力などないのなら 
酒の力を借りてみるのもいいさ


この一節が身体障害者を差別するものでないことは明確です。バカでもわかります。
であるにもかかわらず、「つんぼさじき」が問題だとしてすべてのCDから差し替えられてしまいました。
PANNY LANEの、PANNY LANEが殺されました。
いわゆる言葉狩りです。

この「ペニーレインでバーボンを」は、たった一言「つんぼさじき」と歌詞に書かれていました。
たった一言「つんぼさじき」と歌詞に書かれていたために、
現在では聴くことが困難な名曲になってしまいました。
*どうでもいい補足ではありますが、「原宿ペニーレイン」という名前のお店は実在したそうです。


さてさて。
カラオケのレパートリーといえば吉田卓郎かVIP替え歌、昔のしょうもない歌くらいしかない私は
会社の人と歌ったり、オフ会で歌ったりするわけにもいかず、結局はネタ歌係だとか、マニアックだとか言われていますが
それでも良い曲は今でも歌い甲斐があると思います。
ふと、「これはフォークで、こっちがロック」と分類しにくい、できないアーティストに多いと気づきました。
ジャンルを決めて作るのではなく、作りたいように作ったらそのジャンルだった。
という製作スタイルには、一般の「企画された曲」より訴えかけるものがあるということなのでしょうか。
ひとつのジャンルとして縛れないという曲が出てくることが多いのも、そのせいかもしれませんね。

そういえば今でもDEEPPURPLEを「ハードロックじゃない」と言う方を見ますが、あれってどうなんでしょうね。
外見の人が勝手に思ってるハードロック像に近いとして
世間でハードロックジャンルに分けられてたりするだけですし、
そんなことを言われてはDEEPPURPLEのおじさま方も心外ではないかと疑問に思います。
「ならば聴くな」と彼らにギターを投げつけられても文句は言うなと諭してさしあげたい。
蜂蜜の入っていないキムチをキムチじゃないと言って暴れる日本人旅行者を見た韓国料亭の方はどう思うか?
ということです(逆にわかりづらい。

これが成り立つのであれば、極端な話本人たちが
「これはハードロックなのだ」と言い声を上げるなら、
それはオーケストラであってもハードロックたりえるということになるかもしれません。
まるでラプラスの時間論みたいになってしまいましたが。

最近の曲も面白いものはそれなりにたくさんありますが、
まぁ私の財政事情ではレンタルすら生死に関わる感性からは少しずれるかな。
私歌も下手ですし。ショボーン

そんなわけで(現在の)PANNYLANEの中で私のお勧めは「落陽」「外は白い雪の夜」「人生を語らず」「ビートルズが教えてくれた」です。
「ビートルズが教えてくれた」は「ビートルズ」を「VIPPER」にかえるだけでそこそこ笑えます。
真心ブラザーズ(もしくはサンボマスターでも良いですが)「拝啓、ジョン・レノン」とあわせて聴きたいところですね。
「落陽」は父がいつも歌って聞かせてくれたもので、私の中でもトップクラスで名曲となっています。いつか歌ってもはずかしくない程度の歌唱力は身につけて挑みたいところですねぇ・・・カラオケいくお金なんてどこからも出ませんが。
「人生を語らず」は、アルバム「人生を語らず」に「ペニーレインでバーボンを」とともに収録されたという時期的なものもあり、彼の歌の中でも最も人気が高いのではないでしょうか。

まぁどれも良い曲で、語りつくせるものでもありません。とりあえずは聞いて見ましょう。
・・・人間なんて、の「LaLaLa」の部分は「人間なんて、こんなものじゃないはずだろう」
といった意味合いに解釈してるんですが、皆様はどうでしょうか。


*最速は無理にジャンルわけしようとする視聴者を見ると殺したくなります。
*でも最速ははちみつとみずあめでべとべとにした、噛むと酢がでろんと出てくる梅干は梅干じゃないと声を大にしていいます。
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by goukasoshina | 2005-12-07 21:16 | 最速の日常


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